海外FXではレバレッジや取引ツールなどのメリットがあることから、国内FXを使用しているトレーダーは国内FXとの違いやその他メリット・デメリットはあるのかなど気になっている人は多いのではないでしょうか。
特に気にしたい点は、海外FXで大きな経費となる「スプレッド」。
スプレッドや手数料は利益に直結するので、狭い・少ないに越したことはありません。
この記事では、海外FXのスプレッドについて解説していきます。
- 海外FXのスプレッドの特徴
- 国内FXとの比較
- 口座タイプによる違い
- スプレッドだけで選ばない方が良い理由
海外FXの業者や口座タイプを選ぶ際の参考になればと思います。
海外FXのスプレッドの特徴
海外FXのスプレッドは国内FXと違う点がいくつかあります。
- 変動スプレッド
- 口座タイプ
- 実際のスプレッド
この3点を理解してから海外FXの口座を選ぶと、手数料とスプレッドによる「FXの経費」を抑えて、利益に繋げやすくなります。
海外FXのスプレッドの特徴①:変動スプレッド
海外FXのスプレッドは固定ではなく、「変動スプレッド制」になります。
変動スプレッドの特徴は、
- ロンドン時間やニューヨーク時間などのボラティリティが高い時間帯はスプレッドが狭くなる
- 深夜、早朝など取引量が少ない時間帯は、スプレッドが広くなる
といった特徴があります。
特にスキャルピングをされる方は、スプレッドが広がる時間帯はエントリーを避け、スプレッドが狭い欧州や米国時間に取引した方が利益に繋がりやすくなります。
海外FXのスプレッドの特徴②:口座タイプ
海外FXの口座タイプは主に以下の2つに分かれます。
- STP口座
- ECN口座
STP口座 | ECN口座 | |
スプレッド | 広い | 狭い |
手数料 | なし | あり |
STP口座はスタンダード口座と呼ばれることが多く、スプレッドが広めですが、手数料がないのが特徴です。
ECN口座はスプレッドがかなり狭いですが、取引毎に手数料が発生します。
どちらの口座タイプを選べばよいのか迷うかもしれませんが、選び方はスプレッド+手数料の「実質スプレッド」を確認してください。
「ECN口座の方がスプレッドが狭いが、実質スプレッドはSTP口座の方が狭かった」ということもあるので、よく確認して比較しましょう!
海外FXのスプレッドの特徴③:実際のスプレッド
実際にMT5などの取引ツールでスプレッドを確認すると、公式HPに記載されているスプレッドと違う、ということもよくあります。
時間帯や口座タイプ、通貨ペアによっても大きく変わるので、実際に確認することをオススメします。
海外FXと国内FXのスプレッドの比較
海外FX | 国内FX | |
スプレッド | 変動 | 固定 |
メリット | 取引量が多いと狭い | 変わらない |
デメリット | 早朝や深夜は広い | 欧州時間でも狭くならない |
国内FXは固定スプレッドが採用されており、常に固定されたスプレッドで取引できる安心感があります。
しかし海外FXなら欧州時間やニューヨーク時間など、出来高が多い時間帯でスプレッドが狭くなることがあるのに比べ、国内FXでは変わらないことがデメリットになります。
どちらも一長一短なので、自分が取引する時間帯によって使い分けるのがオススメです。
海外FXのスプレッドだけで業者を選ぶべきか?
- ボーナス
- レバレッジ
- 証拠金維持率
- 入出金の対応サービス
- 独自アプリ
など、トレーダーの資金状況やトレードスタイルにより、メリット・デメリットは大きく変わるでしょう。
一概にスプレッドだけで判断できないので、自分に合った海外FX業者、口座タイプを比較して選びましょう!