「FX初心者向け」マージンコールとは？ロスカットとの違いや対策法を解説！

FX取引をする際には、マージンコールは避けては通れません。マージンコールを理解しないと、大きな損失を出す可能性があるからです。

今回の記事を読んで、取引の参考にしてください。

この記事を読むと以下の内容がわかります。

• マージンコールがわかる
• マージンコールとロスカットの違いがわかる
• マージンコールの対策がわかる

ぜひ一読して、マージンコールを理解したうえで、利益を上げていきましょう！

マージンコールとは？

マージンコールとは、証拠金維持率が一定の割合を下回った時に、FX取引業者から届く通知です。

マージンコールが出たら期日までに追加資金を入金するか、保有するポジションを減らす必要があります。

もし対処しなければ、すべてのポジションが強制決済されます。マージンコールが発生する証拠金維持率は、FX業者により異なっています。

マージンコールは、トレーダーが取引で大きな損失を出さないために設定されています。

証拠金維持率とは、証拠金がどれくらいの割合で持っているかを示した数値です。数値が多いほど、余裕のあるトレードができています。

以下の計算方法で求められます。

マージンコールとロスカットの違い？

以下にマージンコールとロスカットの違いを一覧しています。

マージンコールは証拠金維持率の増加を求めるだけで、すぐにはロスカットされません。しかし、ロスカットは証拠金維持率が基準を下回れば、強制的にポジションが決済されます。

そのため証拠金維持率の基準は、マージンコールよりロスカットの方が厳しく設定されています。

例えば、マージンコールが証拠金維持率の100％以下で生じる場合、ロスカットは50％以下になっています。

マージンコールの計算方法

例えば、以下の条件での計算方法を示します。

取引開始時の証拠金維持率は

時間が経過し含み損が増えると、有効証拠金が減少します。

この表から、為替変動が6円でマージンコール、8円でロスカットが生じます。

国内FX業者・海外FX業者でマージンコールやロスカットが発生するまでの違い

以下はマージンコール、ロスカットが生じる証拠金維持率の違いです。

海外FX業者の方がマージンコールやロスカットが生じにくく、より大きな為替変動に耐えられるのがわかります。

加えて海外FX業者ではレバレッジが数百倍あるので、国内FX業者と同じ通貨量を保有しても、証拠金維持率を高く維持できます。

例えば、有効証拠金10万円、ドル円100円、取引通貨量1万通貨で取引した場合、以下のようになります。

このように海外FX業者の方が同じ通貨数でも、証拠金維持率が高くなります。

マージンコールへの対策は？

対策は以下の3つがあります。

1. 追加入金をする
2. 取引通貨量を少なくする
3. 損切りをする

① 追加入金をする

資金を追加することで証拠金維持率を上げて、マージンコールを防ぐことが可能です。

例えば、同じ通貨量を保有した状態で、資金が10万円と20万円を比較すると、マージンコールが生じるまでの為替変動には2倍の差があります。

② 取引通貨量を少なくする

取引する通貨量を少なくすることでマージンコールが生じるリスクを減らします。

例えば同じ資金で保有する通貨量を、1万通貨から5,000通貨に減らした場合、マージンコールが生じるまでの為替変動には2倍の差があります。

③ 損切りをする

事前に損切りをする幅を設定しておくことで、マージンコールまで含み損を持つことを防ぎます。

例えば、事前に2,000円の含み損が出れば、損切りをすると決めておきます。
この場合、予測とは反対に為替が動いてもマージンコールが生じません。

まとめ

今回はFX初心者向けに、マージンコールの仕組みやロスカットとの違いや対策法を紹介しました。

マージンコールの仕組みや対策法を理解しておくと、ロスカットのリスクを減らして取引が可能です。

マージンコールが発生しないようにして、FXで利益を上げていきましょう！

また、FX初心者の方向けに為替が動く時間帯におすすめの通貨ペアについても下記の記事で解説しています。

ぜひこちらの記事も参考にご覧ください。

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